トラブルの事例を知る

まずはシンプルかつ誰もが見過ごしてはならない結論として、相続問題は全ての方々が断じて見過ごしてはならない「命題」である現実を挙げておきたいと思います。法律が定める法定相続人として自身が含まれる距離感の親族が亡くなれば、その金額や詳細に関わらず、相続なる二文字は現実問題として私達が抱えねばならないノルマとなります。「我が家には大金も不動産も何も見当たらないから」的な発言は日常的に見聞きされますが、多くの方々が相続問題イコール相続税対策と混同されている傾向が否めません。

たとえばご両親いずれかが所有の持ち家にお住まいであれば、この不動産は相続対象の財産であり、更には亡くなられた親族名義の預貯金、貴金属など時価査定に基づく現金化が視野に入る動産も同じです。日常的は円滑良好と信じて疑わなかった親戚関係が、この相続問題をキッカケに、大袈裟で無く骨肉の争い的な緊張関係をも超越した露骨な戦闘状態に陥る例は数え切れません。金額や相続対象となる内容の大小に関わらず、突然まとまった金額が手に入る可能性が現実味を帯びた際には、本性が理性やモラルで制御出来なくなってしまう、経済社会を生きる私達の「本性」を再認識させられる展開です。日常的に過剰に恐れ意識する必要こそありませんが、相続に絡むトラブルの事例に関しては、予備知識として踏まえておくのが賢明です。